2017年07月02日

お葬式の本質

この仕事に長く従事していてふと先日

『お葬式の本質ってなんですか?』

という質問を受けました。

さてなんでしょう?

日々我々は本質というものを感じながらお葬式の提供(お手伝い)をさせて頂いているのですがいざ聞かれると頭の中には業界誌に載っているような難しい言葉を並べようとしている自分が居ました。

まてよ?本質ってそうなのかな?我々がしっかりとつかめているものなのかな?


私は昨年の暮れに育ての親代わりをしてくれた祖母を亡くしました。

この業界に入ったきっかけになった祖父の死から20年。

いつこのときが来るのだろうと考えながら、昨年とうとうその時がきました。

亡くなる三ヶ月前に余命宣告半年と言われました。

本人に言うかどうか、家族会議を行い、『言わない!』という結論を出したのですが、はやり自分の体は自分が一番分かるのでしょうね。

祖母は自ら医師に確認したようです。自分はあとどれだけ生きられるのかを。

強いと思っていた祖母もはやりショックだったようでみるみる弱っていきました。

私はただなんとなく、ただなんとなくなんですが、祖母宅へ訪問する頻度が減っていました。

「うちの顔見るのこわいんやろか?」

そんな事を言っていたと後々父から聞きました。


同時期に私は新店舗の出店のお手伝いをさせて頂いており、オープン時期が祖母の余命と重なっていた事もあり、新しい式場で見送ってやりたいななんて事を考えていたのですが・・・。



遠方に兄弟がいる事もあって、通夜は一日伸ばし、自宅で仮通夜を行いました。

息子・娘・孫5人とその家族・曾孫9人、そして祖母の大親友。

そんなメンバーで祖母を見守り一緒に旅支度を行い、メイクをし、最高級の棺に納めました。

翌日式場につくと準備が完璧に整い、祭壇にはスタッフの提案でピンクの背景にした遺影写真が飾られ、美しい生き生きとした花が飾られていました。祖母は花が大好きだったので真ん中で喜んでいるようなそんな気がしました。

それよりも会社全体で私の家族の為に心を込めてくれている事がひしひしと伝わり、それが本当に有り難かった。

通夜の夜、祖母の近くに座っていると、私の息子たちが寄ってきて

「パパ何してんの~?」と
「今日でお別れやから、ありがとう言ってんのやで~」
「ほな僕らもありがとう言うわ」

こんな時間を取る事も出来ました。

お陰様で全てに関し、親族・私・祖母全員が満足できたと感じられる葬儀が行えたわけですが、そういった私が感じた部分そのものが私にとっての

『お葬式の本質』

だったのではないかと思うのです。

我々へのご依頼までに様々なプロセスがあり、それを踏まえ葬儀が進行されていく。

安易な一般論的な本質に当てはめる事なんて無理な話。

そんな難しい、でもやりがいのある仕事に祖母が就かせてくれていたんだなぁと今更ながらに感じました。

祖母の存在は今も尚健在。

長文になりましたが、私が感じたお葬式の本質はそこにあり、それは今後の仕事にも大きく役立つと思います。

それを仲間達にも伝え、考え、想像を膨らませる集団が出来れば質の高いお葬式をご提供できるのだと思います。

最期までお読み頂きありがとうございました。

お葬式の本質



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