2016年10月15日

幸せ

葬儀というと不幸なイメージがつきまとうものですが、葬儀場では「幸せ」という事葉を意外とよく耳にします。
一番よく聞くのが、出棺前にお棺のお蓋が開いたときに「きれいにしてもらって幸せだね」「みんなに見送ってもらえて幸せだね」というものです。ほとんどの方がこういったことを仰います。
どれをとっても感動的ですが、先日とても素敵で印象深い「幸せ」の言葉を聞きました。
亡くなられたのは喪主様のご主人。喪主である奥様は、高齢でありながらとてもしっかりとされた方でした。
そんな奥様ですが、出棺前の最後のひと時、こんな事をおっしゃいました。
「50年あなたと一緒でした。長い間ありがとうございました。この50年私はとても幸せでした。あなたがいなくなったら私はもうどうしていいか分かりません。本当にありがとう」
なんて素敵なご夫婦だろうと思いました。こんな風に言ってもらえる故人様は、きっと奥様を50年間しっかりと守ってこられたのでしょうね。
お酒が好きだった故人様。奥様はビール。仲良く二人で晩酌をされることもあったそうです。
そんな仲の良さ、奥様が故人様を本当に慕っている様子がよく伝わるお別れの言葉でした。

  


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2016年10月08日

聖地巡礼

しばらく前の話になりますが、休みの日に高野山に行って来ました。
以前に1度いったので今回で2回目です。一緒に行った友人は初めてだったので、前回と同じようなルートで参拝をしました。

この業界に入ってから高野山に行くと違った見え方があって、新しい楽しみ方新しい感動がありました。
以前は何を見ても新鮮で、「物珍しさ」が先立っていた感じなのですが、ある程度真言宗や他の宗派の知識を持ち始めると、「わかる楽しみ」があります。
奥の院の入り口近くでご住職達が、何かの行事のお勤めをされているのを見掛けました。いつもお式で聞いている真言宗のお経も、奥の院で聞くと改めて有り難みを感じます。
お経の終わり頃に「オン ア ボキャベイ」という文言(光明真言)を唱えるのですが、友人に「もうすぐお経が終わるよ」と言うと、「そんなのわかるんや!」と驚いていました。
仕事から離れてお寺に行くのもいいなと感じた夏の思い出です。  


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2016年10月01日

小さくても

今日のお式は小さなお子さまがたくさんいらっしゃいました。
みなさん故人様のひ孫さんたちです。
普段は着ない、大人用をそのまま小さくしたような立派な服を着て式に参列するお子さまは、傍目に見てもとても可愛らしいものです。
もし故人様が見ていらっしゃったら、大変お喜びになるだろうなという風景でした。
まだ1才にもならないくらいの赤ちゃんが、お父様にペンを持たせてもらって、後ろから手を添えられながら故人様に手向けるお札を書いている姿もお見掛けしました。お葬式とはいえ、本当に素敵な一場面に出会えて嬉しく思います。
どうぞ子どもを連れていくと迷惑になると思わず、家族連れ立って皆さまで故人様を偲んで差し上げてくださいね。  


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2016年09月24日

家族じゃなくても

家族葬といえば皆さんどんなものを想像されますか?
やはり、身近なご家族やご親戚に囲まれて・・・というのをイメージされる方が多いかもしれませんね。

先日お見送りした故人様にはご家族がいらっしゃいませんでした。
そのため、諸々の手続きは、生前入所されていた施設の方が取り仕切ってのお式となりました。
ですが、その施設の方々がたくさんお参りにお見えになったので、全く寂しい空気ではありません。
出棺前には皆様涙を浮かべて「○○ちゃん、○○ちゃん」と故人様のあだ名を呼んでいらっしゃいました。
お花を入れるときに施設で撮ったお写真をいれてくださったのですが、その時故人様から見えるように胸のうえにお写真を立てかけ、「みーんな写ってるから寂しないで」と声をかけてあげているのが印象的でした。
血の繋がったご家族はいなくとも、とても温かい家族葬でした。  


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2016年09月17日

最期の晴れ姿

先日ご対応させて頂いたお客様は、お父様を急なご病気で亡くされた方でした。
病名を聞いたのも本当に最近のことで、入院期間も短かったそうです。少し前まではお元気で、7月まではお仕事にも精を出されていたとか。
喪主様は10月に結婚式を控えておられ、その矢先のご入院。お父様のために挙式を早めたのだそうです。
告別式の前の時間に祭壇の前に立つ喪主様にお声かけをしたときに、お話ししてくださいました。
遺影写真では少し微笑んでいるお父様ですが、家では無口で無言の威厳のある方で「こわかった」とおっしゃっていました。
そんな無口なお父様も、息子様の晴れ姿は誇らしかったのではないでしょうか。きっと最後に立派な姿をみることができてうれしかったことだろうと思います。
お孫様もおじい様のことが大好きだったようで、自ら弔辞を読みたいと名乗り出てくださいました。病気の知らせを受けた時の驚き、悲しみ、おじい様への感謝が綴られた最後のお手紙でした。
皆様それぞれに亡き人を偲ぶ気持ちがひときわ強いご家族で、思わずもらい泣きをしてしまう。そんなお式でした。  


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2016年09月10日

ありがとうございます!

今日はとても嬉しいことがありました。
今朝、先日担当をさせていただいたお客様のお宅にご精算に伺わせていただいたときのこと。

そのお客様には、お手伝いさせていただいた2日間、数えきれないくらいスタッフや式場へのお誉めの言葉をいただき、恐縮のし通しでした。
それだけでも十分嬉しかったのですが、精算後アンケートを受け取ったときに、さらに嬉しい言葉をいただきました。

「これ、こんな風に答えてるけど別に適当に良い評価を書いたわけじゃないのよ。本当に引くところのないくらいみなさんには良くしてもらったから」。

式終了後のアンケートは、お客様にとって唯一気兼ねなくスタッフの対応について書くことが出来るものです。
だからこそ、本来なら出来るだけ目の前の相手には、何を書いたかなどと詳しく言いたくはないものではないでしょうか。
私は経験も浅いので、至らなかった点があれば率直に書いていただいて、勉強させてもらいたいという思いがあります。
にもかかわらず、こんな風におっしゃっていただいたのは何より光栄なことです。
もちろん私だけに向けられた言葉ではないですが、とても有り難く嬉しい出来事だったので、この場を借りて、もう一度お礼をさせていただきます。

本当にありがとうございます!  


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2016年09月03日

頭が下がる

先日、お通夜前の少しの時間に、喪主様が煙草を吸いに出ているのをお見掛けしました。
私もお客様のお迎えのために式場の外に出ていたので、何気なく「今晩はむし暑いですねぇ」とお声を掛けました。
気さくな喪主様で、しばらく世間話をさせていただいたのですが、ふとご自分の奥様のお話をされ始めました。
その奥様というのは、ご納棺の際に人一倍涙を流されている姿が印象的な方でした。亡くなられたのが奥様の実母ではなくお姑さんでしたので、あんな風に泣き崩れる方は珍しいと感じたのを覚えています。
何より驚いたのは、大好きだったお菓子や一膳飯の他に、「おばあちゃんが好きなものだけ入れて作ったんよ」と手作りのお弁当をご用意されていたことです。なんて温かい方なんだろうと感動しました。
そんな奥様でしたので、故人様が病気をされた時には、紀南の自宅から迷わず和歌山市内に引っ越しを決められたそうです。
「自分の親でもないのによう面倒見てくれた」「ほんまにありがたい」「頭あがらんわ」と喪主様もしきりにおっしゃっていました。
きっと奥様本人には恥ずかしくてそんなことを言えないだろうと思うので、こっそりいいお話を聞けてよかったです。
お通夜前のほっこりした話でした。  


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2016年08月27日

おじゃまします

今朝から数件のお寺とお宅にご訪問に伺いました。
四十九日の法要のお花のお届けや、粗供養のお届けです。
こうやってお客様のお宅に伺うと、いつも「暑いのに大変やね」「若いのに大変やね」「立派な仕事してるね」と言っていただいて有り難い限りです。

私も担当を持たせてもらうようになり、お客様のお宅にご訪問させていただく機会が格段に増えました。
最初は、葬儀屋なんかに来られると迷惑だと言われるんじゃないかと思い、おそるおそるのご訪問でしたが、伺ってみると皆さん喜んでくださるのでびっくりしました。
葬儀という山を越えて役所の手続きも終わって、することもないというときが一番辛いのだそうです。
「色々気にはなってるけどしんどいし、わざわざ電話するのも悪いなぁと思ってたところ」と言われると、伺ってよかった!と思います。
この前伺ったお宅では、私の訪問を喜んで「面白い映画のDVDがあるから、今度貸してあげるわ!暇なときに式場に持っていってあげる」とまで言っていただきました。

私たちの訪問が、少しでも皆さんの元気につながるなら、ささいな用事でもいいので気軽に呼んでくださいね。  


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2016年08月20日

辛いこと

ここ最近のうちに2組ほど、お若い方を送らなければならない式のお手伝いをさせていただきました。
年配の人だから良いということは決してありませんが、やはり若い方を見送るのは、私たちにとっても辛いことです。
何より心が痛むのが、故人さまのお子さまの泣く姿を見ることです。10代やそれより以前に親の死に立ち合うのはどれほど辛いことでしょうか。どれほど不安で心細いことでしょうか。
ご本人達と同じだけの悲しみを、同じように感じてあげることが出来ないのが歯痒いと感じます。
たくさんのご住職が仰っていることですが、死はいつやってくるかわからず、備えるというのも難しいものです。本当にそうだと思います。
ですが、なるべくなら突然やって来たりせずに、すべての家族にとって納得のできる形で訪れてほしいです。  


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2016年08月13日

お誕生日

先日、あるお客様のところにお誕生日のお花をお届けに伺いました。
その方は私が入社する少し前にご主人を亡くされ、ゲートハウスでお式をされました。
今年が初盆で、お花をお届けにあがったのが丁度そのときでした。
普段お花をお渡しするときは、玄関先で少しご挨拶をして、そのままお渡しすることが多いのですが、そのお客様は私の訪問を非常に喜んでくださり、「まあ上がってちょうだい!」とお家に上げてくださいました。
というのも、今年ご主人を亡くされ、13年ほど前に息子様を亡くされ、娘様は遠方にお住まいで、広いお家に一人で暮らしていらっしゃるそうで、お誕生日を祝ってくれる人が身近にいないのだそうです。
初盆という事も有り、仏様のお花はたくさん頂いたそうですが、「おばちゃんにっていうのはなかったから嬉しいわ」と仰ってくださり、私としてもお花をお届けしてよかったと心から思いました。
私が直接お手伝いをさせていただいたお客様ではありませんが、たくさんお話をさせていただいて、ご仏壇にもしっかりとお手合わせをさせていただけて、とても嬉しかったです。

広いお家に一人でお寂しいこともあるかと思いますが、折に触れて立ち寄らせていただければと思っています。
「おばちゃんのときもよろしくね」などと仰らず、いつまでもお元気でいてほしいです。  


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2016年08月06日

届いてほしい

先日告別式のお世話をさせていただいた方のお話です。

お母様が亡くなられたお宅で、喪主をつとめたのは息子様でした。
その喪主様には娘様がいらして、海外でバイオリンの演奏をされていると伺いました。
とてもおばあちゃん子だったそうなのですが、飛行機で20時間も30時間もかかるところにいらっしゃるため、残念ながらお通夜へのご参列はなりませんでした。それだけに、朝棺にぴったりと寄り添っている姿が印象的でした。

故人様もご生前中お孫様を大変可愛がっていらっしゃり、自分のお葬式ではバイオリンを弾いてほしいと伝えていたそうです。
そのため、出棺前のお蓋を閉める直前に4曲ほど演奏をしていただきました。
曲目もこれを弾いてほしいとご生前中からのご希望があったそうです。故人様がお好きだったのでしょう、懐かしい童謡のメロディーがバイオリンの音と合わさってなんとも物悲しく感じました。

本当はもっとたっぷりと弾いてあげたかったでしょう。もっと長くお顔を見ていたかったでしょう。
しかし、出棺の時間も迫り、お別れの時が来てしまいました。
きっと故人様もまだまだ聴きたい曲があったことだろうと思います。
残りの曲たちも、お孫様が住む海の向こうの国から、旅立たれたおばあ様のもとに届いてほしいと願っています。  


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2016年07月30日

お通夜の晩みたい

「お通夜の晩みたい」と言う言い回しを、皆さん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
静まり返っていて、あまりいい雰囲気ではないという例えでよく使いますね。
ですが、この仕事に就いてから、これってウソだなぁーと思うようになりました。
身近な方の葬儀に参列されたことがある方は同じように思ったことがあるんじゃないかと思います。
お通夜の晩というのは、近いご親戚から遠いご親戚まで皆さん集まって、思い出話に花を咲かせる方が多いです。
遺影写真の前で「そうそうこれは○○君の結婚式の時の写真であの時に・・・」などと仰っているのをよく聞きます。
故人様のご友人がいらっしゃったりすると、故人様の若い頃の武勇伝を語っていらっしゃったりもします。
お孫様、ひ孫様は、普段会えない親戚のお兄ちゃんお姉ちゃんに遊んでもらって嬉しくて仕方がないといった感じです。
通夜振る舞いのお料理を囲んでお酒が入ると、いよいよ思い出話や近況報告も盛り上がり、食事室はとてもにぎやかに・・・。

こういった感じで、私が今までお手伝いさせていただいたお通夜の晩の大半は、とてもいい雰囲気でふけて行きます。
最後の団欒なので、故人様も皆さんの笑い声が響く夜を嬉しく思ってくださっていることだろうと思います。

  


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2016年07月23日

ドライブ

この間、高校時代の友人と久しぶりに会いました。
少し遠くまで出かけてみようということで、私の運転で大阪のアウトレットまで出かけてきました。
実はまだ免許をとってあまり経っていないので、県境を越えたのははじめてです。
ふじと台から孝子峠を越えて大阪に抜ける道を通ったのですが、道沿いにお寺や葬儀屋さんが見えるととても気になります。
その都度「なんて名前だろう」「どこの宗派だろう」と思いをめぐらせながら走りました。

この仕事についてから、よりお寺や神社に興味を持つようになったと感じます。
また、そういったものに対する知識も少しずつ増えてきているので、今までとは違った面白味を感じるようになりました。
自分の家の近所はもちろんのことですが、少し足を伸ばすと見慣れないお寺や神社がたくさんあるので、もっと休みの日に車で出かけてみようかなと思います。  

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2016年07月16日

あつくなってくると

梅雨も終わりにさしかかり、本格的に夏の暑さを感じるようになってきましたね。
最近特に夏を感じたのは、普段履いている靴の形に足の甲が日焼けしているのを見つけたときです。
セミが鳴き始めるより早かったかもしれません。

6月からこっち、とにかく寝苦しいので夜も扇風機をかけて寝ています。
そうすると朝目が覚めるときに肌寒くて仕方がありません。
逆にそれが嫌で扇風機やエアコンを使わないという方もいらっしゃいますが、皆さまどうされていますか?
ゲートハウスの会員さまのなかにはご年配の方もたくさんいらっしゃいます。
ご年配の方は、特に扇風機やエアコンを使わないと聞くのでとにかく熱中症が心配です。
私の祖父母もそうなので、たまに母が電話で「あんまり畑に出たりせんと、エアコンかけて家におりなぁよ」と言っているのを聞きます。
そんなこともあるので、最近はお誕生日お花を配る際にカードに「暑い日が続いていますがお変わりありませんか?夏バテや熱中症に気をつけてください!」といったメッセージを添えています。

冷房に頼りすぎても寒いし、何もしないと熱中症が怖いし、ちょっとだけ大変な夏ですが、暑さに負けずに楽しみたいですね。
そんなことを思いながら7月お誕生日の皆さまにお花をお配りしています。  


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2016年07月09日

嬉しかったこと

先日、7月お誕生日の会員様にお花をお配りしていた時のことです。
指定の住所に向かったのですが、ご自宅に表札がかかっていませんでした。
ご本人確認が出来ないので、携帯の番号にお電話をかけてみました。
実はその会員様というのは、私が4月に入社してからお式をされたお客様で、私もとても印象に残っている方です。
コール音が鳴ってその方が出られたので「ゲートハウスの~」と名乗ると、「ああ!Yさん!」と、なんと私のことを覚えててくだいました。
見積り者や式の担当者の名前をずっと覚えていてくださるお客様はたくさんいらっしゃいますが、それ以外のスタッフまで覚えている方はあまりいないのではないでしょうか。顔は覚えていても名前は・・・というのが普通です。
その時は自分の名刺も持っていなかったので、式場にいた1スタッフである私を、まさか覚えていてくださったとは本当に感激です。

とても嬉しい出来事でした。  


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2016年07月02日

お話

式場のセッティングが終わり、何気なく館内を見回っていた時のことです。
祭壇の前に喪主様が立って、じっと故人様のお顔を覗き込んでいらっしゃるのをお見かけしました。「楽になったかい」「楽になったなぁ」と呟いておられます。
生前大病を患い、亡くなるその時まで闘病を続けた故人様。私が近づくとその時のことを涙ながらに喪主様が話してくださいました。
喪主様も持病を抱え闘病中とのこと。故人様は自分の病気より喪主様の病気を心配されておられたそうです。痛む身体を端に寄せて、お見舞いに来た喪主様を自分のベッドに腰掛けさせようとしてくれたとか・・・。
式場には、音楽を趣味としていた故人様のオリジナル曲が流れていました。素朴な歌声に、少し沖縄の音楽のようなニュアンスの入ったメロディー。どこか懐かしいような、帰りたくなるワンシーンのような、そんな印象の曲でした。

当然ですが、私は故人様のことも喪主様のこともお会いする時まで全く知りませんでした。そこにどんなドラマがあったのか、自らの想像の域を出ることは決してありません。
ですが、惜しい人を亡くしたと思えてなりません。これは私が言うことではないのでしょうが。

ここに書けること以上に色んなお話を聞かせていただきました。
こういう風にお話をしていただけたのは本当にありがたいことです。
誰にともなく話したくなったときは、近くに居るスタッフを呼び止めてみてください。迷惑だなんて思うことは絶対にありませんから。  


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2016年06月25日

ひさしぶり

先日お手伝いさせていただいたお式で高校時代のクラスメイトを見かけました。
当時はクラスメイトというだけで、特別会話をすることはありませんでしたが、とても懐かしい気持ちになりました。
あちらも誰だったかなー見たことあるなーという感じで、しきりとこちらを見ている様子。「違ったら申し訳ないんですけど・・・」と声をかけると「あー!」とわかってもらえました。
再会がこういう場というのも、何とも寂しいのですが、やっぱりしばらく会っていない同級生に会えると懐かしいですね。
今だに連絡を取り合う友人より、当時あまり会話のなかった相手の方がむしろその気持ちが強いように思います。
先日、母の中学時代の同窓会があり、会場までの送り迎えをしたのですが、母は帰りの車で「楽しかった」「楽しかった」と繰り返し言っていました。
「当時付き合いのなかった子でも、小さな学校で家も近所だったから誰を見ても懐かしいわ」。
私が通っていた高校もクラス人数が少なかったのでよくわかります。

私が次に彼女と会うのも、同窓会の会場だといいなと思います。
  


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2016年06月18日

新!

今日は退社後に少し早めの新入社員歓迎会がありました。
来年入社する皆さんとの顔合わせ。私がこのあいだ入ったばかりなのに、もう後輩の顔が見られるなんて早いなぁーと思います。
全員私服の和気あいあいとした雰囲気の中、お喋りをしながらの歓迎会でした。
自分の歓迎会を開いていただいたときのことを思い出します。
やはり、あの時の私と同じように、皆さん少しだけ緊張している様子でしたが、終盤の方ではとても和やかな空気になりました。
また、新入社員の皆さんの中に二人も今月の誕生日の方がいるとのことで、サプライズのケーキが出てきたときにはびっくり。きっと私以上にご本人達がびっくりしていたことでしょう。

皆さん不安もたくさんあるかと思いますが、飛び込んでみたら思ったより恐いことはありません。
私が今そうしてもらっているように、きっと先輩全員が皆さんのことを全力でバックアップしてくれます。もちろんその中には私もいますので、安心してください!
頼れる先輩社員になるべく、日々精進しながらまってます!  


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2016年06月11日

夏の思い出

少し前に和歌山も梅雨に入りました。ジメジメと暑い日が続いていますが、この梅雨が開ければ本格的な夏突入ですね。
夏と言えば、私は祖父母の家で過ごしたお盆休みのことを思い浮かべます。
日高川町の田舎の村で、どこを見ても古い平屋建の家が続くような場所です。
祖父母の家も正面に縁側があるような昔ながらの日本家屋です。その縁側のある部屋が仏間で、玄関を上がって手を洗い、まず仏間に向かっていたのを思い出します。
私が生まれる前に亡くなった曾祖父と曾祖母が居る仏間にはお線香の匂いが漂っていて、黒くなった仏壇の扉はいつも開いています。
私と母は仏壇に向かい、おりんを鳴らして手を合わせます。
それから荷物を部屋に置いたり、祖父母と話をしたりするのが、習慣でした。
別に教えられた覚えはありませんが、なんとなく昔からそうしています。
今思えば、これも日常的な供養の形です。
お菓子はまず仏さんにあげてから、食べるときはおじいちゃんとおばあちゃん(曾祖父母)にちょうだいって声かけてから。
実家に仏壇はありませんが、こうやって自然と体に染み込んでいくんだなぁと思います。
  


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2016年06月04日

写真から伝わること

遺影写真にはその人らしさがよく出ます。
ご家族様もきっと一番故人様らしさがあらわれている写真を持ってきてくださっているのだと思います。
満面の笑みでピースサインをしている写真、口をとじて上品に微笑んでいる写真、きりっと口を結んでいる写真、現役時代のお仕事の制服を着た写真、お気に入りの着物の写真・・・。
遺影写真といえば、真面目な顔をして黒い着物かスーツを想像される方が多いかと思いますが、もっと故人様らしさを大切にしてくださって大丈夫です。
「まともな写真ないから・・・」と恥ずかしそうに素敵なお写真を出してきてくださる喪主様が意外と多かったりします。
我々も、式中のアナウンスで「故人様在りし日のお姿をお偲びいただきながら」と申し上げていますが、その通り皆様”らしさ”を大切にしてほしいです。  


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