2017年03月18日

友引ってなぁに?

前回の続きのようなお話です。

よく、「友引は友を引くから縁起が悪い」と言いますね。
うちの祖母が亡くなって、お葬式をしたのも友引だったので、友引人形を入れたのを覚えています。
友を引く=誰かを道連れとしてあの世に引っ張ってしまうということらしいです。

この友引ですが、中国の六曜という物の一種で、もともとは戦の吉凶を暗示するためのものだったそうです。
なので、先"負"や先"勝"という勝負の文字が入るんですね。
なかでも友引というのは、当時からあまり良い意味合いではなかったようですが、今の捉え方とは全く別のものだったみたいです。
友は供(お互い)という意味で、引きは引き分けるの引きだそうです。
繋げると、「互いに引き分ける日」という意味になり、戦に決着がつかない日ということになります。
これが次第に、友は「お供」や「友達」となり、引は「引っぱる」となって、もとの「良くない日」というニュアンスと相まって今の捉え方になったようです。

これも仏教の教えとはあまり関係がありません。
ですが、もし短期間に親しい人が二人も亡くなってしまったとき「あの時日をずらさずに友引なんかにお葬式をしたから」と、わだかまりが残るのであれば、やっぱり日をずらすのも大事かもしれませんね。



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Posted by アスタサービス at 19:09│Comments(0)Y.Y
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