2017年07月31日

腹痛から学んだこと

大学生のとき、先生から「他人っていうのは自分を映す鏡やで」と言われました。
意味深なことを言っておいて詳しいことは何も教えてくれない人でしたが、今になってその意味が少し分かるようになりました。

僕は上から目線の人や自分語りでうるさい人を見ると無性に腹が立ちます。
そういう時はきまって「あんな人よりかは自分の方が出来た人間や」といきがって自分の存在を肯定しようとします。

でもふと、「自分にもそういう一面があるんじゃないか?あの人を非難することなんてできないんじゃないか?」と立ち止まることがあります。
僕はちっちゃい人間なので、優位に立っていれば安心するし、自分のことを知ってほしい気持ちもあります。
普段はなるべくそういう一面は出さないように気をつけていますが、そういう気持ちを抱いている時点で同じ穴のムジナです。

こんな考えに思い至ったのはつい先日のことです。

正直に言うと、神に救いを求める人を少しバカにしていました。(宗教の教えが素敵だと思うことはありましたが)
でも、この間散歩中にお腹が痛くなったとき無意識のうちに
「頼む神様!コンビニまで行かせてくれ!」と神様にすがっていたのです。
こんな僕が誰をバカにできるのでしょうか。

そんなことがあってから、誰かを非難したりバカにするぐらいなら、その人を通して見える自分と向き合ってみようと思うようになりました。

  

Posted by アスタサービス at 21:27K.U