2011年06月11日

お母さん、僕が生まれてごめんなさい

やっちゃんは、脳性マヒの障害で、15歳という若さで亡くなりました。

そのやっちゃんが亡くなる2ヶ月前に書いた詩を掲載させていただきます。



ごめんなさいね おかあさん

ごめんなさいね おかあさん

ぼくが生まれて ごめんなさい

ぼくを背負う かあさんの

細いうなじに ぼくはいう

ぼくさえ 生まれなかったら

かあさんの しらがもなかったろうにね

大きくなった このぼくを

背負って歩く 悲しさも

「かたわな子だね」とふりかえる

つめたい視線に 泣くことも

ぼくさえ 生まれなかったら

ありがとう おかあさん

ありがとう おかあさん

おかあさんが いるかぎり

ぼくは生きていくのです

脳性マヒを 生きていく

やさしさこそが 大切で

悲しさこそが 美しい

そんな 人の生き方を

教えてくれた おかあさん

おかあさん

あなたが そこにいるかぎり



こんな詩を読むと、五体満足な自分が頑張らなくて、どうするんだ!と思うのと同時に、やたらめったら、親孝行したくなります。

この詩は、タイトル本からの引用です。



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Posted by アスタサービス at 18:07 │K.I