2011年04月04日

言葉は選びたい

私が今朝のブログでタイトル付けした「ムカつく~」は、あえてそう書いたのですから、確信犯です。

申し上げたいのは、そこなのです。
菅総理の発言も、確信犯ならば、何も申し上げることはございません。
ところが、私には菅総理の問題発言は、不用意以外のナニモノでもないように思えてなりません。

政治家は言葉が命です。

菅総理は、イギリス、フランス、アメリカ中心のリビア攻撃、武力行使を「支持する」と発言されました。

戦争放棄を主概念としてる日本は、戦争を支持するという発言は、私は問題だと思います。

日本はあらゆる武力行使を「支持する」とは言ってはいけません。

カダフィ大佐の傍若無人の行為は、リビア人のためにも見過ごすわけにはまいりません。

しかしそれでも日本の発言は、「戦争を支持する」ではなく、「戦争を理解する」までにとどめておくべきだと思います。

また米国、イギリス、フランスから、リビアの反政府運動軍サイドに、相当強力な武器の供与が行われてるようですが、私はその武器が最終的にはテロ組織に回るのではないかと、不安でたまりません。

それに対しても、欧米に対し物が言える日本であって欲しいと願います。

被爆、ひばく
ひばくと聞くと、日本人は、広島、長崎に落とされた原子爆弾、その時の被爆をイメージします。

漢字違いの被曝、さらされるの意味の「ひばく」

意味は違うのですが、「ひばく」と聞くと、どうしても被爆と勘違いし、大袈裟に感じてしまいます。

この両方の「ひばく」という言葉を、マスコミは、また専門家は実にイージーに使っています。

言葉の響きを真剣に考えて発言して欲しい
それは政治家だけではなく、伝達サイドのマスコミも同様だと思います。

私達も、人の死に際しての対応、言葉を大切にしなくてはならない職業だと思っております。

いざという時に、日頃のイージーな言葉が出ないとも限りません。

ですから、やはり大切なのは、日頃の言葉づかいだと思います。

頑張って精進していきたいと思いますので、皆さまよろしくお願いします。


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Posted by アスタサービス at 22:14 │K.I
この記事へのコメント
いつもKIさんの文章には感心しています。
その広い知識、ああそうなんだ と思える発想
4月から池上彰さんがテレビに出ませんので
代役をおねがいします。
Posted by ちょびっとみつる at 2011年04月05日 11:30
ちょびっとさん
そんなにほめられると、猿も木に登り落ちますので(笑)
Posted by K.I at 2011年04月05日 21:38