2010年11月18日

父とタクシー運転手

父はわたくしが学生の頃、仕事が終わるとよく、飲みに出かける父でした。
スナックに出かけるときは、いつもタクシーで出かけるのですが、タクシー会社に名前を伝えるだけで、迎えにきてくれました。
今、思うとタクシー会社の方は常連客のことを把握しているなと関心します。

父は、人当たりの良い人物ではありますが、飲んだときは気前のよさも加わり、いつも家計は火の車でした。
母の家計のやりくりは大変であった。

ある日、父は気前がよくなり、財布がスッカラカンであるにもかかわらずタクシーに乗り帰宅。そのままお金を渡せばよいものを、何故か初めて会った運転手を家に招く、勝手に盛り上がり、5分後には眠りにつき、残された母は父の代わりにタクシー運転手の相手をするはめに、居心地が良かったのか運転手もなかなか帰ろうとはしない。
30分くらいたったであろうか、ようやく仕事に戻っていったのであるが・・・

温厚な母も初対面の相手をさせられた事に対し、我慢ならんかったのであろう怒り狂っていた。



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Posted by アスタサービス at 23:52 │Y.T